June 10, 2003

知識背景の違う人とのコミュニケーション
CNET Japan - 梅田望夫・英語で読むITトレンド

何か最先端に関することをやろうとしたら、こういう人たちを説得して、組織を動かしたり、資金調達したり、人を集めたりしなければならない。だから、ここで仮想的に置いたような読者をイメージしながら、某か自分に関係する最先端の事象を、自分の論理で、端的に、わかりやすく、自分の言葉で説明できる、というのは、ものすごく重要なことなのである。

梅田さんのblogにはいつも我が身に置き換えてみて改めて考えさせられることが多い。
blogってなんだろうっていう話をけっこう長くしてきたけれど
その中でこのblogででも、オフラインででも、なんで自分がblogをおしているのかを
説明する場面が度々あった。組織を動かしたり資金調達したりというレベルではないが
知識背景の違う人に何かを説明しなければならない、伝えたいという場面としては同じだ。
そういう時には、まず「自分が何を面白いと思っているのか」を知らなければならない。
このサイトでは主にそういうことをやってきているつもり。
自分の興味対象をクリップして、文章をつけていくことで
自分用の覚え書きにしていくということが一つと
もう一つはその文章の中で、何が面白いのかを見ていくということ。

 

そして誰かに説明するという段になると
どこに意義があるのか、既存のものと何が違うのか。
あるいは既存のものにあてはめて説明するとどうなるのか等々。
オフラインの場合は相手によってそれぞれ説明の仕方を変えていく必要があったが
それはそれでその人に通じさえすればよい比喩や説明の仕方をすることで
なんとか通じさせることができたと思う。
しかしこのサイトの場合は特定の人を想定しておらず、自分用メモを兼ねているので
誰かへの説明という意味ではうまくいかなかった部分も多々あった。
一つ一つの記事を論説とするには不足する部分が多すぎるということだ。
この辺りは日記的と言えるのかもしれない。


梅田さんのgoogleに関する文章は不特定多数を対象にしており
なおかつわかりやすいものになっている。
こういう文章を書くことも難しく大変だなと思うけれど
その前段階として自分の知識を整理できていなければなぁと思った次第。

Posted by kengochi at June 10, 2003 12:47 PM
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