February 04, 2004

チラシを要求するインターフェイス

チラシという世界:Wellinton's blog
eNatural.org: チラシ系ウェブ


以前から色々考えていることがあってまとまっていないんですが
kogureさんとwellintonさんの記事を受けて続きを。


kogureさんもkengochiさんもたぶん理解不能だろうなあ、と思います(笑)

僕も多少関わりがある部分なので理解不能とまでは思わないんですが
ほんとにチラシなんだなと思ったんです。
商品の性質や楽天というモールの客層、
あるいはショップがターゲットとする客層
によって全然違ってくるんだろうなというのが前提にあって
でも売り上げのいいところといわゆるデザインのいいところは
あんまり比例していないなというのが現実的なところのようです。
絞り込む・詰め込む、は非常によくわかります。
これはチラシ的な部分以外のweb制作でも似たようなことがありますし。
「なんか寂しいから動かして」的な要求が
無意味にちかちかするような装飾のサイトの元になっていたりしますしね。


聞いた話だと楽天とyahoo shopingはかなり客層が違って
楽天のほうが価格重視のお客さんが多いとか。
yahooのほうが初心者的なお客さんであったり
デパート的な感覚での商売になっている部分もあるとのこと。
この感覚でいうと、楽天はスーパー的なイメージです。
#これもまた商材やその他の要素で変動ありそうですが。


実際のお店でも、店員が全員きちっとした格好で
ライティングもディスプレイも凝っているお店もあれば
ディスカウントストアのように倉庫のようなディスプレイのお店もある。
前者の場合は雰囲気や接客も込みでの商売になっているけれど
後者の場合はモノそのものとその値段のみでの商売。
webではまだまだ前者のような「体験」をも売るような
商売ができていない、客もなれていない、求められていない
ということなのかもしれません。
とはいってもそれが全体的な傾向とまでも言えないだろうとも思います。
アンジェなんかはけっこういい感じのサイトになってると思いますし。


もしかすると
「楽天では値段の検索によって
 モール全体が価格重視のインターフェイスになっている。」
ために、個々のショップのデザインが重視されない
ということもあるかもしれません。


チラシが求められる商材とデザインが求められる商材。
チラシを求める消費者とデザインを求める消費者。
チラシを要求するインターフェイス。
価格には強さがある。
うーん、まだしばらくいろいろ考えてみる必要がありそう。

Posted by kengochi at February 4, 2004 05:15 PM
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Tracked: February 4, 2004 08:23 PM
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