June 17, 2003

「日本におけるblogの過去・現在・未来」の自作解題以下
「日本におけるblogの過去・現在・未来」の自作解題以下

先のhotwired:「blogってどうよ?」内に書かれた
yomoyomoさんの「日本におけるblogの過去・現在・未来」
についての自作解題が公開された。
背景説明や発表後の反応等々も含めたまとめ記事となっている。
特に山田BBSとの関わりであるとか未来は嫌い?@t e x t i l e c o c o o n での
やりとりについてもオープンに書かれていて印象深い。
公開しての印象としては

結局読者は自分が読みたいようにしか読まないのだな

とのこと。これは反応リンク集をたどっている際に感じましたね。
いろいろと議論がかみあわなかった背景にはこういうこともあると思う。

 
yomoyomoさんのこうした文章を読んでいつも思うことの一つに
見ているところの広さというものがある。
正確に言うとその「広さ」そのものに対する驚きではなくて
広くいろいろなところに目を配っているその「丁寧さ」に感心するのですが。
そしてそれはZDnetやimpress watch等のネット専門のマスコミや
コンピュータ専門誌を含む雑誌・新聞といった既存のジャーナリズムにおける
編集者の仕事に対する不満・不信感によって際立つ。
今回Mac Peopleでもblogの記事がとりあげられていたようだが
MLの主催をJBAと勘違いしていたようだし
その"表面をなぞっただけ感"に不信感を抱いてしまうことが多い。
yomoyomoさんも次のように触れている

また逆に言えば、そうした人達がちゃんとメディアに取り上げられないことに強い不満があったのは間違いない。単なる流行便乗でなく本当に個人パブリッシングツール、そしてその周辺のコミュニティに目を付けているのなら、はてなや tDiary に注目するというのは当たり前の話だろうに。その程度の同型性も見ぬけなくて何が編集者だ。

それだけにこうした丁寧な記事がhotwiredに取り上げられた意義は
けっこう大きかったんじゃないだろうかと思う。


なにより

今僕はこの方面の関わりに落とし前をつける仕事に取り組んでいる。それを終えるのが楽しみでならない。

これがすごく気になる!予断を持たずに楽しみにしておこう。

Posted by kengochi at June 17, 2003 12:30 PM
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