Going My Way: Blogging like SpeakコメントをつけたりするのはBBSのシステムとも似ているが、一箇所のサイトにとどまらずTrackbackやコメントした人(自分のBlogを運営している率が高いので)のリンクをたどったりして、そこで新たな発見があったりとだんだん世界が広がっていくような気がする。
これは本当にそう感じますね。
ひとところの場にとどまらずにあるblogからニュースへ、別のblogへとジャンプしていくことで
自分にとって新鮮な話題が目に入ってくるということがよくあります。
blogはコミュニティだという言い方もあるんですが
「コミュニティ」とは集まりであって多くのコミュニティにとっては
その集まるための「場」が必要だと言えると思います。
コミュニティ@goo辞書
ある一定の地域に住んでいる人たちの漠然とした集合体(地域コミュニティ)
もしくは集会所のようにはっきりとした場にあつまるグループ。
それがインターネットによってオンライン化された時に
掲示板やメーリングリストといった仕組みを利用することで
地域的なオフラインの繋がりがなくてもコミュニティが作れるようになりました。
でもこれでもまだ「掲示板」という場所や「メーリングリスト」という場所が
なんとなく存在しているような感じがあります。
同じ場所にみんなが集まっているような。
メーリングリストでは掲示板よりも「場」の感覚は希薄かもしれませんが
既にある(登録済みの)グループに向けてメールが送られるということで
集合体的なイメージは感じられます。
webリングでもアンテナを軸にしたコミュニティでも
何らかの一覧可能なリストがコミュニティの中心にあるように思えます。
それが「blogはコミュニティだ」という時にはちょっと感覚が違うような気がします。
もっと漠然とした繋がり。P2P的な繋がりの総体がコミュニティ的に見える。
blogフォーマットが共通のプラットフォームとして機能することで
いくらでもリストの組み替えが可能で、どういうコミュニティと見立てることもできる
分散型のコミュニティとして見えてくるということがあるのかもしれない。
テーマや話題、場所やリストといった中心がない感じというか。
これはシステムとしてBBSがP2Pとして実装されるということとは
意味の違う話だろうと思います。winnyのようにシステムがP2Pであっても
総体としてひとつの掲示板として機能するようにデザインされていれば
それはこれまでの掲示板の域を出ない、かもしれません。
winny2では、どうなるでしょうか。