April 18, 2003

まわるーまーわーるーよ:羊堂本舗(2003-04-18)

まわるーまーわーるーよ:羊堂本舗(2003-04-18)

sheepmanさんが色々とまとめてくださいました。
ほんとはツッコミ(コメント)で書く類の内容なのですが
かなり長くなったのでこちらで書いておきます。


記事中であげておられる古参日記サイトの中のいくつかは毎日のように
読んでいたものもありまして、特に日記猿人(ばうわうさんのサイト)には
メールを出してサイトで取り上げていただいたこともありましたし
たぶん最も沢山読んだ他人の日記ですね、CMの話なので「日記」じゃなかったですが。
で、なんで日記じゃないのに「日記猿人」なんだろうと思って調べてみて
日記才人との顛末を知ったりしました。
なので「日記といえば日記猿人」の日記猿人は知らないんです。


確かにblogにしてもweb日記にしても今の状況を比較していたところがあって
それぞれの成り立ちや経緯といったものについては
分の広くない知識だけで考えていたわけですが
日記才人やreadmeのようなものを考えるに
コミュニティ的なものはある・あったはずなのにな、という感じもします。
それが今blog的と言われているコミュニティのあり方と
近いのか遠いのかはわかりません。

 

でね、風野さんが1998年4月17日の日記で...(引用部分省略)と書いています。
少なくともこの頃からリンクによる参照が活発に行なわれていたんです。すべての日記がそうだとは言いませんが。

を見ても、そういったリンクの相互作用が無かったわけではなかったと。
しかしそれ以降エンピツやさるさるやスクスクといった日記サービスが
登場し、「誰でも簡単に」日記が更新できるようになっていったことで
相互作用が逆に低下していったのかも。
その原因はそれらのサービスが内に閉じた仕組みになっていたからかもしれないし
リテラシーの問題かもしれないし、僕もとらわれていた「日記」という言葉の
強制力のようなものがはたらいたからかもしれないし
素人が大量に参入することによる質の低下かもしれない。
もしかすると別に低下していなかったのかもしれません。
そこはもう少しちゃんと調べてみないとわかりません。
blogはBLOGGERのようなサービスが登場することで大きく発展したが
日本のweb日記文化はもしかしたら上記のようなサービスで後退したのか?
なんてことも考えてしまいますが、
あんまり安直にそういう結論を出すとよくなさそうなので保留。


なんでさるさるをいちいち引き合いに出しているかということですが
BLOGGER等のサービスが出てきて、敷居がさがったことで
blogが広まったという認識であるため、
日本での日記サービスの中でBLOGGER的なものは何かと考えて
おそらく一番ユーザ数の多いであろうさるさるを取り上げてます。
sheepmanさんがあげておられたようなサイトを無視しているのではなく
逆にそれらは遠い存在だと思っているところがありました。
ある種スター的な位置付け。(この辺りの感覚が違うということはありそうです。)
例えばVNIブームを考える際に元祖たるちゆを外してはいけませんが
有象無象の状態になったフォロワー群を外しても語れないと思うのです。
コミュニティというか全体像を考える際には有象無象の方が
重要な要素になってくることもあると思います。
が、そちらに偏りがちだったということは言えます。
反省する点ではありますね。


中途半端な状態で公開したことで何人もの人をまきこんでしまいましたが
いくつかすっきりしたこともあったのでよかったのかなと。

Posted by kengochi at April 18, 2003 03:09 AM
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