最近本の当たりが多いのだが、その中でもこれは一際面白かった。
著者の梅津さんについては1997年からwebで連載されていた
「真・窓と林檎の物語」以来のファンで、その独特の例えや文章で
ずいぶんと楽しませてもらっていた。
その梅津さんがコンピュータの仕組みについての本を書いたというので早速買って読んでみました。

「真・窓と林檎の物語」で見られたような特殊な表現はないものの
ものの例え方が独創的かつわかりやすいので
毎日コンピュータを使って仕事をしてはいるものの
構造的な部分でコンピュータが何をしているのかまでは知らない僕にも
随分とその内実がイメージができるようになった。
エントロピーを味噌汁で説明したりコンピュータの原型を自動販売機で
説明してみせたり等々。
すでにコンピュータの仕組みなんてわかってるよ
という人にも是非読んで欲しい。
わかってることと素人にわかりやすく説明できることは
全然別物だということに気が付くと思います。